連載その壱 2002年4月開催の松ドライバー用スクールメニュー
 今年からタイムアタックオフシーズンを中心にドリフトテクニックスクールを再開しました。以前開催したドリフトスクールと同様に、グリップ走行を主目的とするサーキットタイムトライアラーを対象としたドリフトスクールですから、サイドブレーキは使いません(生徒さんの希望があれば教えますが)。ジムカーナやドリコンとは異なり、サーキットタイムアタックではサイドブレーキを使いませんから当然の事です。ただしドリコンやジムカーナに出ても充分通用するテクニックが身に付くのは言うまでもありません。言葉だけでスクールのイメージを伝えるのは難しいので、松ドライバーのスクールメニューを動画にしてみました。スクールでは最初に簡単な検定を行ない、ドライバーを松・竹・梅の3コースに分けます。梅は360度ターン(最小半径円旋回)から始めるコース、竹は8の字ターンを導入して徐々に円旋回の半径を大きくするコース、松は日替わりメニューの複合コース練習。

ドリフトから学べるテクニックいろいろ

 1)トラクションをクルマの姿勢に対して最適にするアクセルコントロール(全開ではないアクセルオン)が身に付く
 2)タイヤグリップの限界を越えた状態におけるクルマの挙動を適確に把握する事ができるようになる
 3)コーナリング中のクルマの進行方向(コーナーを脱出する方向)に、常に視線を置くことが習慣になる
 4)ステアリング操作、とくにステアリングの戻しが早くなる
 5)クルマの姿勢変化に対応するアクセルとステアリングのバランス感覚が身に付き、早いコーナリング操作を体得できる
 *グリップ走行だけでは身につきにくい多くのドライビングテクニックの基本が身に付く事が理解できるでしょうか?
  ドリフトテクニックの詳細は今後の連載で、ドライビングの実践や体験はスクールを通して伝えてゆきましょう。

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