RX−7
1型から4型、5型への
仕様変更


 私の3台目RX−7はFD3Sの最初のモデル、黄色のタイプRでした。4台目は現在雑誌のパーツインプレやイベント取材、サーキットスクールで走り回っているタイプRZの黒です。前者は1型と呼ばれるモデル、後者は95年にマイナーチェンジを受けた4型モデルです。RX−7に詳しい方には当たり前の事なのですが、そうでない方のために補足しておきますと、2型/3型というのはグレードの追加やコンピューターの細かな仕様変更などで、外観や性能の大幅な変更はありません。4型モデルとなって、性能と外観に大幅な変更が加えられています。リヤコンビランプの形状が長方形的横長4灯式から丸型6灯式となり、リヤスポイラーの形状がドルフィン型と呼ばれる新しいデザインとなりました。エンジン性能もメインコンピューターが8ビットから16ビットへと変更されて255馬力から265馬力へとパワーアップしています。RZは2シータ−のスペシャルモデルなので、1型タイプRと直接比較できませんが、1型タイプRの後継モデルに当たる4型タイプRSで比べると、タイヤサイズが前後225/50R16から前235/45ZR17・後255/40ZR17に、ホイールリム幅も前後8J-16から前8J-17・後8.5J-17へと変更されています。またファイナルギヤレシオが4.100から4.300とされ、純正装着のトルセンLSDが強化タイプとなっています。それらに伴って、以下の表のようにショック減衰力(N)とバネレート(N/m)がセッティング変更されている点には注目です。これらの変更による1型から4型、5型へのハンドリングの変化は次回お届けしましょう。

  Fバネ定数 Fショック伸側 Fショック圧側 Rバネ定数 Rショック伸側 Rショック圧側
1型タイプ R 84.3 2707 804 22.6 2040 785
4型タイプRS 84.3 2411 774 14.6 2450 735
4型タイプRZ 84.3 2913 608 14.6 2510 529
5型タイプRS 84.3 1461 627 13.7 1451 618
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