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RX−7 |
![]() ホイールチョイスの基礎知識 RX−7はノーマルのままでもハイレベルな走行性能を発揮してくれるピュアスポーツカーです。サーキットでスポーツ性能を楽しむのなら5型以降はノーマルのまま、4型以前はクーリング対策をすれば充分以上のドライビングプレジャーを味あわせてくれるのです。ドライビングテクニック習熟という点では、ノーマルの限界性能を充分に引き出せるまで、サスペンション交換もタイヤ・ホイールの交換も行なわないで頑張って欲しいと思うのですが、スポーツカーとしてのRX−7には走行性能以外に個性やスタイルを求めるユーザーが多いのも事実ですね。車高を下げて、インチアップやワイドトレッドにしたい方は多いでしょう。そんな方々のために、4型以前と5型以降に分けてセットアップやライトモディファイ(ヘビーなのはショップさんのHPが参考になるでしょうから、ここではプライベーターレベルの身近なところを書いておきましょう)についてノウハウを提供しましょう。 きわめて基本的な話からはじめますが、サスペンションとホイールを交換するにはジオメトリーとアライメントの概念が必要となります。ホイールのリム幅を広げたり、オフセットを変更するとタイヤとフェンダーやインナーが干渉するという問題が起こります。とくにステアリング操作によってタイヤの向きが変わるフロントは難しいですから、ここではフロントに絞って話を進めます。まずは、よく混同されるジオメトリーとアライメントの話ですが、面倒なことではありません。ジオメトリーはクルマの生産段階におけるボディとタイヤの位置関係です。つまりステアリングを切り込んでいった際のキャンバー変化や、コーナリング中にロールしてサスペンションがストロークした場合のアライメント変化(キャンバー、トレッド、ト−、アッカーマンなど)はジオメトリーによって決まっているのです。もうわかりましたね。つまりクルマのノーマルポテンシャルを忠実に引き出してやるためには、ホイールのリム幅やオフセットを変えただけでもアライメント調整が必要になるのです。ましてや車高を変えた場合には静止状態ですでにアライメント変化が起こっているのですから、アライメント調整は必然的です。十数年前にチューニングブームが起こった当時などは、車高を落としてもアライメント調整をしないショップも当たり前のようにありましたが、今現在のレベルではそんな事はないでしょう。ただしポン付け車高調の出現などによってオーナー自らがサスペンション交換を行なったり、中古タイヤ・ホイールの流通によって専門店の知恵をかりずにタイヤ・ホイール交換する事が多くなったので、オーナーにも最低の知識くらいは必要となってきたワケです。さて、ここからが本題のRX−7の話なのですがスペースがなくなってしまいました。つづきは次回です。意地悪ですねぇ。一度で書いてしまったら読者の皆さんが頻繁にRaTech Web を訪れてくれなくなってしまいますからね。いひひ。 |
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