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RX−7 |
![]() お待たせしました。RX−7(FD3S)の車高ダウンに取りかかってみましょう。前回書いたように、フロントに絞り込んで話を進めます。厳密には車高を下げることによって、リヤのト−角とキャンバー角も変化しますから、リヤのアライメントも無視できないのですが、前後同時にアライメント調整することは素人には無理です。ひとつ誤るとせっかくのRX−7が斜めに走ってしまう事もあり得るのです。ここでの話はリヤのアライメントは固定したままフロントのみで調整することを前提にします。リヤを触らなければフロントの調整だけで、調整位置を振り出しに戻せるからですね。 まず車高を下げるとRX−7のフロントにはどんな変化が生じるのでしょう? トー角がプラス方向(トーアウトが付く)になり、キャンバーがネガティブ方向(ハの字)になります。実用上のハンドリングに問題ない範囲で考えればキャンバーはそのままで構いませんが、トー角だけは絶対に調整しなければ駄目です。ト−アウトが付くと直進安定性が著しく低下し、かつ路面の凹凸にステアリングが極端にとられるようになります。ネガティブキャンバーによっても同様の現象が起こりますが、ト−角と比べれば車高ダウンの範囲では大きな問題とはなりません。ト−角の調整方法は、文章で表現するのが難しいので、全く経験のない方は雑誌RaTechのバックナンバー99年12月号のCDロムビデオ企画「FRスポーツドライビング専科」で実際に『どらセンセー』がRX−7の下廻りを解説しながらアライメント調整を実演していますので、たまには生のセンサーの肉声でも聞いてやって下さい。購入方法はこちらです。 さて宣伝が長くなりましたが、多くのFDオーナーの方々は取り残されたキャンバー角の行方が気になっていますね。これまたCDロムビデオの解説によって一発理解できるのですが、キャンバー調整を行なうとキャンバー角だけでなくホイールベースとキャスター角まで変化してしまうために作業がより高度なものになるのです。でも本当は頑張ってキャンバー調整も行なって欲しい訳ですねぇ。キャンバーだけを変化させるイイ方法がありますから、アライメント調整未経験の方は是非CDロムをご覧いただいたうえで、次回連載を読んでください。12月号にはFD&どらセンセーの仙台ハイランドと日光サーキットの3ポイント車載映像もありますから、手元に置いておいても無駄ではないでしょう。 |
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